ハイゼット by オートバックスカーズ富山 HUSTLIFE

「ダイハツロッキーと新型ハスラーのリフトアップキット、早く欲しいなア~ まだかなア~」

オートバックス富山グループのMr.NISHITANIさまから、ありがたい(冷汗)ラブコール。

(やべえ…早く作らなきゃ…)

「そうそう、最近、HUSTLIFEシリーズのデモカーにハイゼットが加わりました。シルクロードさんのリフトアップキット、組み込みましたョ」

ほー、こりゃカッコいい!

新型ハイゼットが、流行の、レトロスタイルに!このエクスチェンジキット、スゲエ。

完成度タカシ!

ヘッドライトキットまでセットなんだ。凄いな~。

イメージ一新、オシャレ。

当社のリフトアップキットをご利用いただいている理由の一つに、純正のスプリングやショックアブソーバーを利用することによる乗り心地の良さをイチオシいただいております。

当社は1~1.5インチをリフトアップの基本上げ幅としています。

理由は、純正のストロークを確保し、乗り心地をしっかりと維持できること。

法的な側面も考慮しています。ショックとスプリングは指定部品なので、「どれだけ車高を上げても大丈夫」という認識も事実ありますし、検査を通過できるといわれていますが…

http://www.aiseishin.jp/qa/shiteibuhin.pdf

当社としては、指定部品の条項に「全高の変化は±40mm以内」という項目があるので、そこに合わせることを意識しています。1.5インチ、40mm以上のアップ車高でも、継続車検を通過するというケースがある一方、厳しいディーラーさんには、入店が出来なかったという経緯もありますから、当社としては、1.5インチ(約40mm)を一つのラインとしています。

(↑これはサスペンションアーム用です)

加えて、ハイゼットの場合、指定部品に含まれ無い、リーフスプリングの問題があります。基本的に車検NGパーツ。

指定部品で無いものについては、陸運局に強度、安全面の証明をして、構造変更の手続きをする必要があります。

一般的に販売されているリーフスプリングには、「強度検討書」という、自主的に強度を証明した書類が添付されているケースもあります。が、そのままでは車検に通りません。陸運局に、「このパーツは取り付けても強度は十分あるので、認めてください」という相談に行き、強度証明書以外にもさまざまな数値や数式などで、安全性を書類上で立証し、陸運局側に認めてもらって、捺印いただき、車検通過後、初めて合法となります。

ハイゼットダウンリーフキット 合法でGO!  構造変更の書類OKでましたっ!!

当社は、強度検討書だけでなく、「事前申請済み」の状態の書類を発行可能。それを持って車検に行けば、当社のリーフスプリングについては、書類を見せるだけで通過となり、予備日を作って、相談する必要がありません。(マル改車検となります)。認定されるかどうかの不安も無く、余分な一日が無くなるので、お店には時短、お客様にはコスト削減につながります。

「事前申請済み」の書類を発行してもらうのは、大変です。通常の改造車検よりも、さらに厳しい数値や条件を課された上で、陸運局に量産品を認定してもらうのですから。でも、ここまでやることで、商品の安全性にも繋がります。

そこも、オートバックス富山さまに、当該商品をご利用いただいている理由の一つだと思っています。

本日、シルクロードのすぐ近所の桜井自動車工業さまから突然のお電話。

「おい!久しぶりやな」

10年前に、地元の青年会議所でお世話になっていた大先輩が社長さんだったんです。

「ハイゼットのローダウンキット、5セットちょうだい」

は?どないしたんですか?

チューニングショップ、ドレスアップショップでもないのに、何のために?

「最近、お客さんから『部品装着済みのコンプリートしたハイゼットを売って欲しい』って要望が多くてな。うちは認証工場やから当然、すべてのパーツを組んだ上で、あらためて車検を取り直す。ちょっと困ったのがリーフスプリング。最低でも強度検討書があるしっかりした商品をとネット見てたら、シルクロードは、事前申請済みの書類まで発行できる、ってなっとるやないか!」

「そもそも、スポーツカーの部品屋さんやと思ってたから、びっくりしたわ、軽トラック、軽バンもやってるなんて。ということでな、事前申請済み書類まで発行可能ってあったから、安心して装着できると思って電話したんや」

訪問してわかりましたが、年間2000台超を対応されている会社。びっくり…

で、なぜ、5台分なんですか?1台からでも販売しますよ。

「デモカー、色違いで5台用意したからや」

相変わらずぶっとんだ人だ。

でも、うれしいですね。こんなカタチで再会するとは。

以前、ブログで、「あの苦労、思い返せば通過点」と書いたことがあるのですが、まさにこの人から教わった名言。

聞けば、最後にお会いした10年ほど前から、心機一転、以前の板金整備工場から業務拡大し、設備投資を繰り返し、スズキ、ダイハツのピット店なども展開準備されているとのことで、久しぶりに昔話に花が咲きました。自分の発した言葉を実行する人で、苦労もあったでしょうけれど、とても楽しそうでした。

「働くクルマ」と「がんばる人」を応援します、だって。間違いなく、本人が考えたキャッチフレーズだ。相変わらず天才的だなあ。

さて、Mr.NISHITANIさまから、ロッキーの4WDの画像も届いてたことを思い出しました…

2WDでもフラフラなのに、4WDも早くしなさい!とケツを叩かれているようです…(汗)

A200系 リフトアップキット 試作品 トヨタライズ/ダイハツロッキー

 

かと思えば、1月半ばから、コロナウイルスで世界中で大騒ぎ。

日本も他人事ではない。

当社も、影響は少なからず受けるでしょうけれど、

でも、まさに、

「あの苦労、思い返せば通過点」

目の前にある苦難を、のちに、懐かしく思い返せるかどうかは、まさに今、どれだけ思考し、手を打ち、行動するかにかかっています。とりあえず、Mr.Nishitaniさまにご納得いただけるリフトアップキットの制作を急ぐゾ!

10年後、笑っていられるかどうかのために、今日も一日、全力を尽くすのみ!